よくあるご質問

資格や受験、学校生活などに関して、お問い合わせの多い項目をまとめました。
下記に記載のないご質問につきましては、お気軽にお問い合わせください。

資格について

どんな先生が施術していますか?

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高校卒業(卒業見込)か大検合格をした後、文部科学大臣または厚生労働大臣が認定している学校(養成施設)に3年以上通って卒業(卒業見込)し、「はり師試験」「きゅう師試験」の両方に合格すれば「はりきゅう師」になれます。本校は厚生労働大臣認定校ですので、卒業(卒業見込)すれば、「はり師試験」「きゅう師試験」を受験できます。
免許を取得すると、「はりきゅう師」として患者さんに鍼灸施術を行なうことが可能になります。しかし、単に免許を持っているからといって患者さんがやってくるわけではありません。患者さんから「はりきゅう師」として認められるだけの技術と人格を備えることが必要です。免許を取得すれば「はりきゅう師」になれますが、「はりきゅう師」でありつづけるためには大変な努力と継続的な学びが必要です。
まずは、どんな「はりきゅう師」になりたいのか。そのイメージを明確にしていくためにも、いろいろな鍼灸院で施術を受けてみることをお勧めします。

はり・きゅうを人に行うには、資格の取得をしないといけないのですか?

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はい。昭和22年に制定された「按摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」に基づき、"業"としてはりきゅうを行うためには国家試験に合格して免許を取得する必要があります。無免許ではりきゅうを行った場合、50万円以下の罰金に処せられることが法律で定められています。
この資格は、独立開業が認められた数少ない医療国家資格で、医師の同意書があれば健康保険などを扱った施術も可能です。一方で、免許を取得することで、業務上の義務や施術所で満たさなければならない要件、広告の制限など様々なルールに従う義務を負うことにもなります。
 
※”業”とは?
反復継続の意思を持って施術を行うことです。その際に、対価を取得したかどうかや、施術を行った人数の多寡は問われません。

「はりきゅう師」と「はり師」「きゅう師」とは違う資格なのですか?

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正確には「はり師」と「きゅう師」は別の資格です。
資格試験を受験する際にほとんどの人が両方の資格を受験しますので、まとめて「はりきゅう師」と呼ぶことが多いのです。

あまし師(按摩・指圧・マッサージ師)の資格を持っていた方が有利だと聞いたのですが…

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確かに使える技術が多いほうが幅広い患者さんのニーズに対してより応えやすくなるという面はあります。
ただし、鍼灸とあましの技術のどちらかがより優れている、ということではありません。
鍼灸でも、あましでも技術力が上がっていけば、人体に対して同じような変化をもたらすことができるからです。用いる手段は異なっても、人体を診ているという点では同じなのです。

はり・きゅう師は漢方薬を扱うことはできますか?両方とも東洋医学だと思うのですが。

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いいえ。はりきゅう師は漢方薬を処方することはできません。
「はり・きゅう」と「漢方薬」は東洋医学という枠の中では非常に深い関係にありますが、現在の日本では法律上はっきりと線が引かれています。漢方薬を業として扱うためには医師または薬剤師の資格が必要です。

入学試験について

入学試験を受験するのに年齢制限はありますか?

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高校卒業(見込)者または高等学校卒業程度認定試験合格者であれば年齢は問いません。
最近の入学者の平均年齢は年々上昇傾向にあります。

入学試験の過去問題を手に入れたいのですが?

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申し訳ありませんが、過去の入学試験問題は公表しておりません。

入学試験の対策として勉強しておいたほうが良いことはありますか?

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作文の基本的な書き方や、自分の考えを整理して書く練習をしておくと良いと思います。合わせて基本的な漢字についても復習しておくことをお勧めします。入学後のことを考えれば、高校レベルの生物や化学の復習も良いでしょう。

鍼灸治療を受けたことがないのですが…

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まずはご自分で体験されることをお勧めします。
特に病気ではなくても予防医学としての鍼灸を体験できます。
附属施術室で体験治療を受けることもできます。(初回無料)

学校生活について

仕事をしながら通学することは可能でしょうか?

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可能です。しかし、学校としては授業を優先していただく必要があるため、仕事を理由とした欠席・遅刻・早退は認めることができません。比較的夜間部が通いやすいとは思いますが、授業開始までに間に合うことが前提となります。
お仕事の時間帯や内容と、学校のカリキュラムを十分に検討してください。

入学前に必要な経験や知識はありますか?

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基礎から順を追って授業を行っていきますので、入学前に慌てて何かを勉強する必要はありません。
ただし、高校レベルの生物や化学の知識は知っているものとして授業が進みますので、不安のある方は、入学前に復習しておくとよいでしょう。

奨学金制度はありますか?

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日本学生支援機構の奨学金制度があります。
種類は「第一種奨学金(無利子)」と「きぼう21プラン奨学金(有利子)」がありますが、採用枠に限りがありますので希望者全員が利用できるとは限りません。

学生の年齢層は?

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年度によっても異なりますが、18歳~60歳前後の方まで、幅広い年齢層の方が在籍しています。
多様な経験を持った方々が集まるので、クラスの雰囲気もとてもユニークです。

大学を卒業した後に、専門学校に入りなおす人もいるのですか?

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はい。最近では大学を卒業後、会社などに勤めて社会人経験を積んだ方が鍼灸の道に転進するために入学するケースが増えています。
鍼灸自体が、昔の古臭いイメージから、医療の一翼を担う存在として変化してきていることも影響しているかもしれません。

近年の入学者の出身大学は以下の通りです。(一部抜粋、アイウエオ順)
亜細亜大学/大阪経済大学/大妻女子大学/岡山大学/帯広畜産大学/学習院大学/神奈川大学/関東学院大学/北里大学/京都産業大学/慶應義塾大学/神戸大学/國學院大学/国際武道大学/国士舘大学/駒澤大学/順天堂大学/城西大学/城蹊大学/専修大学/大正大学/大東文化大学/拓殖大学/千葉大学/中央学院大学/中央大学/筑波大学/帝京大学/東海大学/東京農工大学/東京理科大学/同志社大学/東邦大学/東北薬科大学/東洋大学/成蹊大学/日本獣医畜産大学/日本体育大学/日本大学/花園大学/法政大学/明海大学/明治学院大学/明治大学/立正大学/早稲田大学 ほか

夜間部と昼間部で授業の内容が異なることはありませんか?

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昼間部と夜間部のカリキュラムや授業時間数は全く同じですので、授業の内容に変わりはありません。
自身のライフスタイルに合わせてご選択いただくのがよいかと思います。

「東洋哲学」に力を入れているようですが、学ぶメリットは何ですか?

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はりや灸はあくまで道具にすぎません。技術の背景にある考え方やものの見方と一体となってはじめて「東洋医学」といえるのです。
「はり」と「もぐさ」は非常に単純な、よく言えば「シンプル」、悪く言えば「原始的」な道具です。その単純な道具を使って、どのように結果を出していくのか。そのためには。人の体や「病気」をどのように見るのかといった人体観や自然観がとても重要になるのです。
「東洋哲学」を学ぶことは、鍼灸が本来持っている力を引き出すために必要となる、人体観や自然観を築くための基礎になります。そのため、本校では「東洋哲学」を学ぶことを重視しています。

「はり」に「針」でなく「鍼」という漢字を使用したり、「関東針灸専門学校」ではなく「関東鍼灸専門学校」と表記するのはなぜですか?

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日本では「はり・きゅう」の「はり」に「鍼」と「針」の両方の字が使用されているのが現状です。
『広辞苑』をひくと「鍼」は、「鍼術用に用いる医療用具」と定義されています。
しかし、「鍼」は道具の意味のみを持つのではなく、鍼を使った治療法や治療行為を意味する言葉でもあります。
裁縫や釣りに使う「針」と区別して、鍼治療に使用する「はり」及びそれを使った治療行為に対して「鍼」の字をあてています。
もちろん、広く一般の人にもわかりやすくという意味で「針」の字を使用することも多いのです。

オンライン授業は行う予定ですか?

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新型コロナウイルスの感染拡大による非常事態宣言に基づく休校期間中には、課題プリントの郵送、解説動画の配信、メールを活用した質問と回答などを、監督官庁の通知に従いながら行いました。今後も状況に応じた柔軟な対応を行っていきたいと考えています。

感染症対策はどのようにされていますか?

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文部科学省、厚生労働省から示されるガイドラインに沿って、まずは毎日の健康観察(体温の計測など)、接触感染の防止(手洗い、手指消毒の励行、共用部分の消毒)、飛沫感染の防止(三密の防止、換気、マスク着用)を、三密を避けながら十分に行っています。そもそも、授業において感染症自体について学びますので、学んだ内容を活かしながら、安心できる環境づくりに教職員と学生一丸となって取り組んでいます。

国家試験・卒業後の
進路について

卒業すると取れる資格は?

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国家資格である「はり師」「きゅう師」の受験資格が得られます。
なお、「はり師」「きゅう師」の試験は例年2月下旬に行われ、在校生は卒業見込で受験します。

国家試験の合格率はどれくらいですか?

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卒業生の合格率は、例年85〜100%の間で推移しています。
地道な勉強が合格への近道です。本校では授業以外にも3年生対象の演習テストや補講を行い、国家試験合格のサポートをしています。

卒業後の進路・就職状況を教えてください

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おもな就職先は鍼灸院、整骨院等が中心ですが、独立開業している卒業生も多くいます。なお、就職希望者はほぼ全員就職しています。
また、卒業後に本校附属施術室の研修生として臨床経験を積むことも可能です。

私には妻と子どもがいます。鍼灸師として家族を養っていくことは可能でしょうか?

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もちろん本人の努力次第なので一概には言えませんが、鍼灸で家族を養えるほどの臨床力を身につけるには、数年単位の長い期間を必要とすると考えた方が安全でしょう。ですので、その期間の生活費を含めた資金計画が必要です。

卒業してすぐに開業したいのですが、そうした卒業生はいますか?

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卒業してすぐに開業する方も多く見られますが、経験不足を補えるだけの資金力と人脈、マーケティング力は必要になるでしょう。
学校附属の施術室で研修生として臨床経験を積むことも可能です。

はり・きゅう師は感染症のリスクがありませんか?

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はり・きゅう師は、患者さんの問診を行い、人の体に直接触れることから、決して感染症のリスクがないとは言い切れません。しかし、新型コロナウイルスのみならず、季節性インフルエンザといった感染症に対する知識や対策がしっかりとしていれば必要以上に恐れることはありません。これは、はり・きゅう師に限らず、医療従事者全般でも言えることです。
また、2020年に政府から発出された非常自体宣言下において、鍼灸院は自粛要請の対象外と示されました。このことは、まさに「はり・きゅう」が人々の生活において必要とされている証でもあります。

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